同感できなくても共感はできる

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今朝も熱心に動画を観ている息子…
駅まで送る車中。

ひととおり見終えて

「なるほどな。初心者向けの動画は参考になるわ!」

と息子が言う。

「何のゲーム?何にしても、あなた初心者ではないでしょ?
 なんで初心者向けの動画を観てるん?」

と私は聞いた。

息子が答えた。


「LOL(*1)。俺以外のメンバーは初心者だから。

『なんでこの場面でそんな動きするん?!』

っていつも不思議でたまらなかったプレイについて、
初心者の考えがわかった。

理由は2つ。

視野が狭くて全体が見えていないか

または

自分の力に自信がなくて動けないか

どちらにしても、
その時の状況判断を毎回俺がして
『~しろ』と指示してうまくいったとしても

それはその時だけの指示を聞いて動けただけで
その人の思考自体は変わらないねん。

考え方自体を教えてあげないと。」

・・・

経営者目線はめんどい

朝から頭働かせとるな…
(まぁ、昨夜20時寝で、朝2時頃から起きてたらしいけど)

「相手の考え方をまず知る、ってことか。
 やっぱ経営者目線やなぁ」

って私が言ったら

「経営者、、、それは、ちょっとめんどい」
って言ってた(^-^;

「でも、自分の考え方をおさめて
 誰かの言う通りに徹することは
 もっとしんどくない?」

て改めて聞くと

「それはそうだ」

と返ってきた。

行動ベースでは理解不可能

【どんな行動にも理由がある】

これは、息子を通じて私が教えられたことでもある。

相手の行動すら理解できないとき、
その行動を選んだ理由など

「知ったところで、何が変わるのか?」

と昔の私は感じていた。

知ったところで、自分にとって理解しがたいものかもしれないから。

でも、行動自体を否定したり矯正したりしようとしても
いつまでもその場しのぎのやり取りで終わって、
いたちごっこになっていく。

だから、
まずは背景にあるその子なりの理由を知りに行くこと。


そして、その理由を知ったとき

自分が「なるほど。そういう理由があったからこそ、あの行動やってんなぁ」
と、ある意味腑に落ちたなら、いいよねぇ~。


(これを【共感】と言う。
ちなみに【同感】は自分と同じ考えに「自分と一緒だ!わかる~!」と同意すること)


相手の行動理由と行動との繋がりを理解したことを伝えた上で、
それとは違う自分の考えも伝える。

そこに「人それぞれ違うこと」の意味があると思うんだ。

「自分」から始めて拡げる

息子よ、自分だけでは決して見えない世界を
誰かに見せてもらう機会をたくさん経験してくれ。

それから、自分の意見を表現する経験もいずれたくさんしてほしい。
(今は、細心の注意を払ってるね…。
 表現を受け止める器が相手にあるのかどうかを見極めるのもすごく大事。
 自分の身を守る方が大事な時期なんだと思う)

自分と相手、どちらかの意見に決めなくてもいいんだ。

自分と相手で、
それが広がればみんなで、

「じゃあどうする?」

という新しい案を作っていけばいいのだから。

「自分」が「自分たち」へ。
その「自分たち」がどんどん拡がっていく感覚を。


すべての人たちと仲良くする必要はない。ただ、
違っているものとの尊重関係を築く感覚を。

違っているあなたがいるから、私のカタチがわかる

その積み重ね、その拡がりが、「新しい世界」を創り続ける。

最後に

もし、そういう「新しい世界」を創れる
子どもたちになって欲しいなら、
まずは親が子どもの気質を理解する必要があります。

私は、「HSC」という概念に出会ってはじめて
それまで誰も教えてくれなかった
息子の「行動の理由」を理解しました。



その「HSC(ひといちばい敏感な子)」についての
セミナーへのリクエストがありましたので
久々にオンライン開催します。

うちの子、何考えてるんだろう。もはや理解できない…

周りと違う子育てで孤立を感じている

子どもの激しさに対応しかねている


というママ、ぜひ知ってください。


あなたの具体的なお困りごとをお伺いできる時間も取れたらと思っています。
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ひといちばい敏感な子はひといちばい優しい子

*1 LOL(リーグオブレジェンド)とは?

RMG(ロールプレイングゲーム)の要素も含んだ
5人1チームのストラテジーゲームの名称。

基本的に相手の本拠地(タワー)を破壊すれば勝利。
でも、そのためには、お金と経験値を稼いで装備を強くしていく必要もある。

各プレイヤーの役割も違う上に、
性質の違うキャラクターが150体以上選べるので、
戦略の立て方が幅広く、e-sports(ゲーム競技)の代表的なタイトルとして知られている。

ゲーム好きのお子さんをお持ちの
ゲーム嫌いのママたちへ

実は、私もゲームをプレイするのは苦手で好きじゃないです~。
めんどくさい(笑)


何がめんどくさいかというと、
戦略を立てたり、コミュニケーション取ったりしてがんばって勝ちを得ても、
そのゲーム(バトル)が終わっちゃうから。

勝敗を決めることに価値を置いてないんだ…
興味がないんですね(;’∀’)

でも、息子のゲームの話を聞いていて、
ゲームと現実世界との共通点が見えたときは、
とっても面白いです~


ゲームと一言で言っても、
・課金すれば強くなれるもの
・パズル感覚でできるもの
・おしゃれを楽しむもの
・創作・デザイン重視のもの
・ストーリーが魅力的なもの
・戦略性があるもの
・チームワークが試されるもの

など、本当にたくさんの種類があります。

「どんなゲームが好きなのか?」の中に
お子さんの強み・得意・興味を理解するヒントが満載ですよ☆


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