その愛情、子どもに届いてる?

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〜親子関係をアップデートする秘策ワーク〜


1. 「こんなに愛しているのに…」が伝わらない理由

子どもを愛している。
でも、

「こんなに愛情を注いでいるのに、子どもに伝わらない…」

こんなモヤモヤを抱えたことはありませんか?

たとえば、

  • 子どもに「ちゃんとしなさい」と言うのは、愛情からなのに反発される
  • 子どもが困らないように、先回りして手助けしているのに「うるさい」と言われる
  • 心配してアドバイスしているのに、子どもは話を聞いてくれない

こんなときは、親が一生懸命伝えている愛情が、子どもにとっては「プレッシャー」や「押しつけ」に感じられてしまっています。

「愛情=親の想いを伝えるもの」ではなく、
「愛情=子どもが受け取るもの」
という視点が大切なのです。


2. 「愛情のカタチ」は親と子で違う

私たちは、「自分が欲しかった愛情のカタチ」 で子どもに接してしまいがちです。

でも、親が欲しかった愛情と、子どもが求めている愛情が一致するとは限りません

  • 親:「たくさん声をかけてかまってほしかった」 → 子:「そっとしておいてくれるのが嬉しい」
  • 親:「厳しく指導してもらって後々役立った」 → 子:「自分のペースで考えたい」
  • 親:「失敗しないよう、先回りして準備して欲しかった」 → 子:「自分で考える機会を奪われている気がする」

このズレが、親子のすれ違いを生んでしまうのです。


3. 子どもが受け取りやすい「愛情のカタチ」に変換する方法

では、どうすれば親の愛情が子どもに伝わるのでしょうか?

以下に3つの対策法を挙げます。

 「子どもの愛情言語」を知る

愛情言語には、大きく分けて5つあると言われています。

肯定する言葉
スキンシップ
自分の世界を共有してくれる時間
尽くしてくれる行動
贈り物・プレゼント

子どもが「どんな愛情のカタチを求めているのか?」を観察してみましょう。

  • 「一緒に遊ぼう!」とよく言う子 → 「時間を共有すること」が愛情と感じるタイプ
  • 「ママ、大好き!」とよく言う子 → 「肯定する言葉」での愛情表現が響くタイプ
  • 気づけばくっついてくる子 → 「スキンシップ」で愛情を感じるタイプ
 「正しさ」よりも「共感」を優先する


子どもに何かを伝えようとする前に、まず子どもが伝えることを受け止めることが大事。

  • NG:「そんなことしちゃダメ!」
  • OK:「そう思ったんだね」「そういう気持ちになったんだね」

このワンクッションがあるだけで、子どもは「ちゃんと聞いてもらえた」と感じ、親の言葉を受け入れやすくなります。

 「愛情の押しつけ」になっていないか見直す


親が「これが正しい愛情の注ぎ方」と思ってやっていることが、子どもにとって「負担」になっていないか?を意識してみましょう。

指示・命令が通るのは、よほどの信頼関係ができている場合か、または、恐怖でコントロールしてしまっている場合です。

  • 「勉強しなさい!」→ 「今日はどんなことを学んだ?」
  • 「片付けなさい!」→ 「片付けると気持ちよくなるよね」

伝え方を変えるだけでも、子どもの受け取り方は変わります。


4. 実践!親子の愛情のカタチをすり合わせる方法

あなたのお子さんが受け取りやすいのは、上記の愛情言語のうち、どれでしょうか?


あなたが伝えやすいのは、上記の愛情言語のうち、どれでしょうか?

一致しているかもしれませんし、一致していないかもしれませんね。

「子どもが受け取りやすい愛情言語がどれなのか、いまいちわからない」という方は、下記の3つの方法を試してください。

お子さんに伝わりやすい愛情言語がどれなのか、なんとなくわかってきますよ。

  1. 子どもの反応を観察する
    子どもがどんな時に嬉しそうにするのか、どんな言葉をかけると反発するのかをよく観察しましょう。

  2. 「あなたにとって、うれしい伝え方ってどれ?」と聞いてみる
    子ども自身が言葉にできる場合は、直接聞いてみるのもおすすめです。

  3. 子どもからフィードバックをもらう
    「どう感じた?」と、伝えたあとの子どもからのフィードバックを聞くのも、大切なコミュニケーションですよね。

5. まとめ:愛情のカタチをアップデートしてみよう!

親の愛情が子どもに伝わらないのは、親の愛し方と子どもの受け取り方にズレがあるから

そのズレをなくすためには、

✅ 子どもの「愛情の言語」を知る
✅ 「正しさ」よりも「共感」を優先する
✅ 「愛情の押しつけ」になっていないかを意識する

こうすることで、親がかけた愛情が、子どもに伝わりやすくなっていきます。

ただし、もう1つ大事な要素があります。

それは、親自身がこれまでに受けてきた「愛情の受け皿」に気づいていくことです。

ここを飛ばしてしまうと、

「なぜ私がここまで意識しなきゃいけないの?」
「私は親にここまでしてもらっていない!」
「ここまでしても、子どもからの見返りがない!」

という思いが親自身に湧いてきて、長続きしません・・・。


愛情を子どもに届けるには、まず

「親自身がどんな愛情を受け取ってきたのか?」
「受け取っていることに気づいていない愛情はないか?

を知ることも大切です。

私が運営する親育ちコミュニティmomcomでは、
子どもへの接し方などの短期的に変えられること、だけではなく、
長期的に、根本的に変えられること、にも取り組む機会を作っています。

こうしたことは、一人ではなかなか気づけません。
だから、「コミュニティ」という場の力を使います


一人では煮詰まってしまうことも
決して否定されることのない環境の中でなら
安心感を味わいつつ、楽しみながら
親子関係をアップデート
していくことができるからです。

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