学校が苦手な子どものママへ

不登校対応
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子どもの不登校をきっかけに世界の見え方が180°変わった

みなさん、ご機嫌いかがですか?TOKOです。

今日は私が子どもの不登校をきっかけに世界の見え方が180度変わったというお話をお届けします。

動画でもご覧いただけます↓

この記事を読んでいただくと、

「子どもがママのことをどんなに大好きか」ということがわかり、

もし子どもがどんなに困った行動をしていても、子ども自身を変えないでもいいということが腑に落ちます。

どうぞ最後までお付き合い下さい。

最近、冒頭で「ご機嫌いかがですか」とご挨拶するようにしているんですが、そこには私のある思いが込められています。

それは「ご機嫌なママが増えてほしい。」という思いです。

言い換えると、

「 自分で自分の機嫌を取れるママ」「自分で自分を幸せにできるママ」「自分の大切なものを大切にできるママ」「自己肯定感の高いママ」とも言えるでしょうか。

あなたの今のご機嫌はいかがですか?

1日を終えてほっと一息というタイミングで読んでいただいているでしょうか?

1日疲れたなぁとヘトヘトな方もいらっしゃるかもしれません。

やることがたくさんでイライラした1日だったかもしれませんね。

もちろん良いことがあってルンルン気分だったり、やる気いっぱいワクワク気分で読んでいただいている方もいらっしゃると思います。

私も、いつもいつもご機嫌でいられるとは思っていません。

人間ですもの。機嫌が良い時もあれば、悪い時もありますよね。

 今でこそ本音でこういうことをお伝えできていますが、

実は私はママになってから特に機嫌が悪いママというのを自分で許せなくて、いつも機嫌がいいママでありたいと思っていました。

ところが、それを目指しているうちに、

いつのまにか「ご機嫌なママ」ではなく、

「周りから見て機嫌がよさそうに見えるママ」を目指してしまっていました。

偽ポジティブって言える状態だったんですね。

ポジティブな感情には〇を付けられるけど、ネガティブな感情には×をつけてしまって、

なかったことに、感じないようにしていました。

実はこれは私の子どもの頃からの癖だったんです。

子どもの頃は、「幸せ」ではなくて

「周りから見て幸せであるように見えるもの」を目指す癖がありました。

これは染みついたものだったなと今振り返って思います。

ところが、ママになってから、この癖のボロが出てきたんですね。

というのも、子どもは親の鏡といわれるように、子供は私の本音をあらゆる形で見せてきてくれるんです。それを私は自分の嫌な面は特に敏感にキャッチしちゃうんですね。

「なんで私の嫌なところが似るのよ~!」って思ったことないですか?

すごいですよね。子どもは親の鏡となって、私のことを知らせるんですね。

うちの子どもの場合は、外ではすごくいい子なのに、家に帰ってきて家の中で暴れたり反抗したり、そういう状態が続くことがありました。

「ちょっと育てにくいな」って感じたのは、学校園で集団生活に子供が入るようになってからです。

それまでの乳幼児期ではすごく満ちて幸せを感じていたのに、親子ともに家庭の外と家庭の中という2つの世界を持ち出すと、なんかうまくいかなくなりだしたのです。

今から思うと、それは、私が、子どもへの目線ではなく、むしろ周りの目とか世間体とか、先生から見てどうかな?とか、外への目線を優先し出したということが関わっていたのではないかと思います。

私自身が外で周りに気を使って疲れ切って、家に入ったとたん、プツンと緊張の糸が切れて、もはやおもいやりなど持てないヘトヘトの状況でした。

「だれか認めてよ」「こんなにがんばっているのに」「理解してよ」という強い思いを自覚することもありました。

でもそれって、子どもも同じですよね。

外でいっぱいいっぱい頑張って、家の中では緊張が解けてもう動けないっていう同じことを体験していたと思います 。

でも、その子どもがママもいっぱいいっぱいなんだと思ったとき、さらにがんばっちゃうのが子どもなんですよね。

自分がいっぱいいっぱいでも、ママが笑顔になるために自分にできることを常に考えちゃう。

そんな子どもの力にも限界がありました。

うちの子どもは、そうやって家でも外でも周りをご機嫌にしたりするために自分がどう動いたらいいかというエネルギーの使い方をしていたので、あるときプツンとショートしてしまったんですね。

はじまりは、腹痛頭痛などの身体症状でした。学校を休むようになってからも、どんどん身体症状は悪くなっているように思えました。

本当にひどいときは、「生きている意味がわからない」「死にたい」と、聞いているだけで苦しくなるような言葉も出ました。

私も最初の頃は、元気を回復させて学校に行ってもらおうとしたり、原因探しに必死になっていた時期もあります。

もちろん、子ども自身が学校や友達関係でもうまくいかないことはあったと思います。

でも、最終的に私がたどり着いたのは、家庭で子供にできることっていうのは社会とか学校とかが子供にできることの比じゃないっていうことです。

たくさんできることがあるんです。

とにかく子どもに元気になってほしい、そういう一心で自分にできることを全部試してきました。

そうするうちに以前の私には 見えなかったような世界の見え方になってきたんです。

そして、試行錯誤しながら過ごしてきて、ご機嫌さんの今の私がいます。

子どもも、徐々に徐々に元気を取り戻してご機嫌さんの状態を取り戻してきました。 

「じゃぁ不登校を乗り越えたの?」って聞かれると、それは私にはちょっとよくわからないです。

というのも、私にとっての課題は子どもの不登校ではなく、親子関係のアップデートだったからです。

子どもが不登校っていう状態に変わりはなくて、周りから見ると、なんの変化もないかもしれません。

が、家庭内では確実に変化がありました。家庭内の様子を知る友だちや学校の先生からは、その変化に驚かれることもあります。

親子関係のアップデートが子どもの人生にどのように作用するのかは、まだ私には見えていません。

子どもの人生は子ども自身が選択して形作っていくものだからです。

でも少なくとも私の人生は大きく変化しました。数年前の私が保っていた生活からは考えられないことがたくさん起きています。

どう変わったかというと、

その1つは、小さな幸せを感じるっていうことが自然にできるということ。

もともと小さな幸せを意識して感じようと生活していて、小さな幸せを感じることは得意だとは思っていたんですが、それとはまるで別のもの。

幸せって感じようとして感じるものではなくて、気づいたら湧いてきているものなんだなと。どんどん湧いてくる、それが幸せなんだなって。

もう1つ幸せに関して気づいたことがあります。

以前の私は、幸せって何かのゴールで、そこに到達したら自分は成長がストップしてしまうじゃないかなと無意識に思い込んでいたんです。無意識なので気づいていなかったんですけど。

今思うのは、その考え方こそが、「幸せを選ばない」ということにつながっていたんだなということ。幸せになったらどうなるのかっていうと、成長がストップするわけではないと思います。

幸せになったら、満たされたら、人はどうしたくなるかというと、その思いを今度はおすそわけしてあげたい、そうすることで役に立ちたい、というような次のステップ次の願望が湧いてくるんだなということです。

そして、以前の自分からは考えられない出会いがたくさんあり、

「湧いてきたものをアウトプットしていっていいんだよ。こうやってアウトプットしていくんだよ。」と背中を押してもらうことで、アウトプットする勇気もたくさんいただいてきました。

それを形にしたのが、10月に立ち上げた、親育ちコミュニティ【momcom】です。

この2ヵ月のメンバーの変化も含めて、次回はmomcomの活動内容についても具体的にお伝えしたいと思います。

今日の内容をまとめると、

まずは、どんな子どももママのことが大好きだということ。

困らせるように見える行動をしている子どもも、自分がいっぱいいっぱいである・守るために必死であるというSOSのサインであることもあります。

ママができるのは、そんないっぱいいっぱいの状態の子どもを変えようとすることではありません。

自分の課題と子どもの課題を切り分けて、まず自分の課題をやっていくこと。そうすることで、自分の人生が変わって今まで見えなかったことが見えていく。子どもは、そんなママの姿を見て、自分の課題に取り組むとはどういうことなのかを学んでいきます。

子どもが何を感じているのか、思っているのか、伝えようとしているのか、子どものメッセージを受け取る、そういうことにフォーカスしてみてください。

これまでとは違う循環に入っていけます。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

必要な方に届きますように☆彡