子どもの本音を知る方法

ブログ
この記事は約5分で読めます。

この子、何を考えているのか、もう理解できない!

息子が5歳のころ、私はこんな思いを毎日のように感じていました。

息子は常に何かを考えている様子で、情緒の不安定さが目立っていたのです。

ひどかったです…。


「おはよう!〇〇くん!」と声をかけてきた女の子に傘を向けて威嚇したり…
悪のボス役なのに、「絶対に負けたくない」と幼稚園のおゆうぎの練習を滞らせたり…

かと思えば

動物の形をした最中を食べて、形が崩れたのを見て泣き続けたり…
冬に作った雪だるまが溶けていく様子に2週間以上毎日泣いたり…

私は、息子の本音がどうしてもわからず、どうしてあげたらいいのか対応に困って、いろんなところに相談しに行ったものです…。

今日は、あのときの私に伝えたい、

子どもの本音を知りたいときに意識すること

について書きます。

この記事を最後まで読むと、

子どもの本音を聞く方法を知ることができます。

「子どものことが理解できない」と感じたときに生かしてください。

子どもの本音を知るコツ

子どもの本音を知るためのコツとは、
ズバリ

知りたい話をする時間の5倍以上、なんでもない話をすること

です。

特に、低年齢のお子さんだと、聞きたいことを質問しても言葉で返事することが難しかったりもしますよね。

先ほどの、私と息子の場合だと、

私が聞きたいのは

「なぜ、あなたはそんなに感情の揺れ幅が大きいの?」

ということですが

これを5歳の子どもに質問しても、

「あのね、~だからだよ」

という返事は返ってこなかったのです…
(そりゃそうですよね…本人もわかっていなかったのだと思います)

進路選択は予想通り大変だった…

子どもの年齢が上がったとしても
こちらが本当に聞きたいことについて、子どもはすんなりと答えてくれないことが多いです。

たとえば、昨年の我が家では…
中3だった息子に、いよいよ「進路」という大事な選択を迫らねばならなかったのですが、

これが本当にきつかったです…

できれば私もやりたくない話。

でも、義務教育は終了で、期限があるから、決めなければいけない。


その焦りから、私は
「進路さぁ」「進路についてなんだけど…」
と事あるごとに話題に出すようになりました。

そのうち息子は
「進路」と聞くだけでキッと顔をしかめるようになりましたよ…

「こりゃあかんな…」と思いました。

やってみて、うまくいってないと感じたら、辞める

このあきらめの良さは、これまで嫌というほどやってきた失敗経験から身に着けたスキルです。

そして、息子と話す話題のバランスを意識的に切り替えました。

具体的には、期日が迫っていない進路の話題は私からは一切やめました。
(私からしなくても、学校の先生からは引き続きありましたし…)

「大切なこと」は結局変わらなかった

親子のコミュニケーションは

子どもが興味ある世界の話を聞かせてもらう

という、今までうまくいってきたことを続けました。

ところが、予想通り、どうしても締切があるものも出てきました。

そういうときは
「あ、今、ご機嫌さんだな。」
というできるだけ極上のタイミングを選んで

最小限の時間で最小限のことを確認するだけ。

「先生からお願いされているんだけど、いつまでに〇〇を決めなあかんみたい」
「わからないことや手伝えることがあれば言ってね」
と伝えて、こちらからの話は終わり。

もちろん、子どもから話をしてきたとき(たいていは、独り言のようにつぶやいていた)は
本人のごちゃごちゃになっている思いに耳を傾けて、本人が自分で行き着くところまで聴き遂げる。

この方法で、えっちらおっちら、なんとか進路の話を進めました。

それって誰にとって大切なこと?!

親子のコミュニケーションって
気づくと、事務連絡や生活習慣についてのお小言、はたまた誰かから与えられた課題(学校からのことが多い)ばかりになってしまいます。

でも、その話って本当に親が子どもにどうしても伝えたいことなのかな

本当に大切なことは、「無駄」に思えることの中にあったりします。
無駄話に思えることでも、実は、その話の中に、子どもの本音が出てきます。

ところが、聞いている親の方に
「そんなところに本音があってほしくない」という思い込みがあると
無駄話の中の本音をあっさりと聞き逃しちゃうんですよね。

そこに気づくと
親の期待・理想・思い込みをはずして、ありのままの子どもの姿を受け止められるようになります。

荒療治が痛いこともあるけど

「あぁ、私の理想の子どもの姿は叶わないんだ」

こんな荒療治みたいなあきらめが必要なこともある。
その痛みが痛すぎて涙出てくることもある。

でも、それは決して「不幸」ではないです。
むしろ「尊いあきらめ」です。

親の言うことを聞いて、自分の本来の形を歪めていく子ども

親の言うことを聞かずに、自分の本来の形どおりに羽を伸ばしていく子ども

どちらの子どもが幸せな人生を選べると思いますか?

子どものありのままを受け入れられないときは

親が自分自身のありのままを受け入れられていない部分があって
「このままではだめ」
って自分の本来の姿をゆがめたまま、縛っているから。


さぁ、あなたは、どうしたいですか?

子どもをどうにかすることに比べたら
自分をどうにかする方がちょっと簡単だし
親子とも自分のありのままのカタチで
「幸せ」の方向へと進めます。

決めたら一歩踏み出せてる

「やっていく」と決めたら、もう一歩踏み出せています。

まぁ、とはいえ、人間だもの。

揺れます。ブレます。

一人じゃ心細いから、みんなでやりましょう

これが私がmomcomという親育ちコミュニティを必要と考えた原点です。

必要な方に届きますように🌈

一人で考えこんでいると煮詰まってしまう思いも、
安心安全な場所に身を置くだけで、ホロっとほぐれていきます。
ぜひ体感してみてくださいね。

毎月15日 ゆるまるLIVE(ZOOMおはなし会)
LINEオープンチャットでの日常的なやりとり

*会費は¥980/月 今なら入会後30日間は無料お試しできます。

ゆるまるmomcomSofaの案内はこちら

コメント