「子どもために親としてできることはやってあげたい」
「つらそうな子どもの力になってやりたい」
「健康的な食事を用意したり、家を快適に整えたりして、母としての役割をちゃんと果たしたい」
そんな思いを抱いたことはありますか?
今日は、そんな
「家事育児をちゃんとできるいい母でありたい!」
と思っている方に起こりがちなことについて書きます。
この記事を最後まで読んでいただくことで、
- 子どもへの信頼感が増し
- 自分への信頼感も増します
「子どもに自信を持ってもらいたい!」
「私自身もいきいきと日々の生活を楽しみたい!」
という方はぜひお役立てください。
罪悪感はイヤだ!
私は常日頃、夕食の献立を決めるとき
「今日、何食べたい?」と子どもに食べたいものを聞いて
「オムライス!」と答えが返ってきたら、
そのとおりに夕食を作ることが多々あります。
実はこれ、他者の期待に応えることで、自分の貢献感を得ているのです。
子どもを優先していると、母親としての役割をちゃんと果たしているようでなんだか安心しませんか?
逆に、たとえば
自分のためだけにお金を使ったり、自分一人だけの時間を確保したりすると
後ろめたい気持ちになったり、罪悪感を感じたりしませんか?
罪悪感を減らし、貢献感を増やす
これを保つことで自分にOKを出し続けている人はけっこう多いのではないか?と私は考えています。
このこと自体が問題なのではありません。
ただ、子育てのみでこのバランスが保たれている場合、子どもにとって不具合が起きてきますよね。
そうです。
子どもはずっと母親のバランスを取り続ければならなくなるんです。
それが続くとどうなるか?
子どもは親から精神的に自立するタイミングを失います。
「子どもには成長して自立してほしい」
そういった親の願いを言葉にしていくら伝えたとしても、
根っこのところでは、逆のメッセージを子どもに送っていることになります。
「いい母」には「だめな子」が必要
では、子どもの精神的自立のためには、どうすればいいのでしょうか?
母が子育てにおいて
自己犠牲から抜ける必要があります。
なぜなら、母が自分で自分を満たすことに対して後ろめたい思いでいる間は、子どもは母を満たしてやることに意識が向くからです。
子どもに献身的な「いい母」を叶えるためには
必然的に
母が居ないと「だめな子」が必要となるからです。
自己犠牲から始まる子育て
とはいえ、子育てというものは、母親の自己犠牲から始まります。
生まれたての赤ちゃんは、自分で自分の要望を言葉で伝えることができず、泣きます。
赤ちゃんが泣けば、ママは自分がトイレに行きたくても、
まず赤ちゃんに駆け寄り、
赤ちゃんのニーズを満たして泣き止ませようとします。
無事赤ちゃんを泣き止ませることができたママは
「自分がいたからこそ、この子は満たされたのだ」
と安堵感や充足感を覚えます。
これを繰り返すことで
母親が自分を犠牲にしてでも、子どもを優先する生活がだんだん当たり前になっていきます。
ところが、赤ちゃんは赤ちゃんのままではいられません。
身も心も成長していきます。
成長した子どもは、だんだん自分のニーズを伝えられるようになったり
自分で自分のニーズを満たすことができるようになっていきます。
そこで、どうするか?
「いい母」をやり続けようとするのか?
それとも
「いい母」から脱却し、どう方向転換していくのか?
「いい母」からの脱却
現代の親子関係の問題の多くは、
この「いい母」からの脱却や方向転換がうまくいっていないことが根底にあるのではないでしょうか?
頭では「子離れしよう」と思っていても
腹の底から納得できているかどうか?
「自立しなさいよね」
「しっかりしてよね」
といくら子どもに言葉をかけていたとしても
本当に子どもが自立して、自分を必要としなくなった時のことを考えると…。
もしかしたら、矛盾した思いが根底にあるのではないか…。
子どもは、親の言っていることではなく、無意識に発するメッセージの方を受け取ります。
つまり、
「自立して」「成長して」「しっかりして」
という言葉よりも
「私をいい母にしてね」「私がいないとダメだよね」「私のこと頼ってね」
という無意識のメッセージが発せられているとしたら、そちらの方を受け取るということです。
だから、
子どもの精神的自立のためには
母が自己犠牲の「当たり前」から抜ける必要がある
世間での「いい母」という評価を求めるのをやめる
必要があります。
1日5分「自分満たし」のススメ
ここで比較的取り入れやすい方法を1つお伝えします。
自分だけのために時間やお金や手間暇をかけることに対して
HAPPYな気持ちよりも「いけないことをしている気がする」と罪悪感を感じるママは、
まずは1日5分でもいいので、
「母」という役割意識を一旦置いて、自分だけのために使う時間を意識的に作ってみてください。
最初は後ろめたさで抵抗を感じるかもしれませんが
「1日5分なら」自分にOKを出せそうな気がしませんか?
その5分の時間を取る前と
取った後の自分の変化に
気づけるようになっていくと、しめたものです。
自分への信頼が貯まり、子どもを信頼する自分を信頼できる流れになっていきますよ。
ということで、今日は
罪悪感を避けるために「いい母」になっちゃっていませんか?
という話を書きました。
一人きりだとなかなか気づけないことも
同じ方向を目指す人たちと一緒に居ることで
楽しく安心感を持って取り組めます。
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周りと違う子育てに悩む学校苦手っ子ママが
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