夏休み明け、「学校がやっと始まってくれた!」
という解放感を味わっているママたちを横目に、
周りと違う子育てに揺れ動く気持ちを抱えているママたちへ。
6年ぶりに家から出て動き始めた息子の動きが読めず、揺れ動いているのは私も同じでした…。
数日前の出来事
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息子が「今日も学校を休む」と言う。
課題ができていないことも関係したのだろうか?
実は、夏休み明け、体調不良が続いた上に、台風での臨時休校なども重なって休みが続いている。
今朝は、腹痛が出てるようだ。
あぁ、6年前と一緒。
6年前の小さかった息子も、腹痛を訴え始めて、それがどんどん頻発していって…
いやいや、6年前と今は違う。
自分に言い聞かせるように、不安を断ち切る。
不安などのネガティブな感情はどんどん膨らんでいく特徴があること、
先週末のセミナー(私が主宰している親育ちコミュニティmomcomでの開催)で伝えたばかりだった。
じゃあ、今は、どうしたらいい??
私がザワザワモヤモヤを抱えたままで息子に何を言っても、
理想的な展開になる確率は0.1%・・・
(注:私の経験での感覚値)
つまり、今の私の状態で息子に働きかけることは、得策ではない。
ならば、
ザワザワモヤモヤをまず自分でお手入れしてみよう。
ということで
・いつもやっている呼吸法
を念入りに済ませた上で
・真っ白い紙を出してきて、書き出した。
今、感じていること・抱えている思いなど、思いつく限り。
支離滅裂でも、荒っぽい言葉でも、何を書いてもOK!
辿り着いたもの
そうしているうちに、辿りついた。
・私はとにかく休んだ方がいい。休んで自分自身を整えた方がいい。
とは思っているのに
・「私がやるべきことがまだ残っているのではないか?」と気になっている自分
がいるということに。
そこで
息子に「私ができることがあれば、連絡してください」と伝え、
ソファに横になって、好きな音声を聞きながら、
眠った。
ふと気づくと、ニャーニャーと鳴いている猫に連れられて息子が部屋から出てきていた。
カランカランと猫にえさをやっている。
「ねぇねえ、猫、鳴いているんだけど…」
と寝転んでいる私に声をかけつつ、また部屋に戻っていった。
引き続きまどろんでいたら、
しばらくしてまた息子が部屋から出てきて話しかけてきた。
「罪悪感を感じるから、課題をやってまぎらわせようとしたけど、学校のオンライン課題が更新されていないからできないわ。
罪悪感すごいねん・・・」
と。
それを聞いて、ハッとした。
罪悪感?!
感じてるのか?
学校を休んだ自分に、かな?
なにかピンと来るものがあって、飛び起きた。
そこで、事の顛末を「呼吸法」を教えてもらっている知人へ相談してみた。
次の一言に、再びハッとさせられた。
「罪悪感を感じているのは息子くんだけど、
その罪悪感はどこからきていると思う?
息子くんの罪悪感ではないとしたら?」
そこまで問われて
「私だ・・・」
とわかった。
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情動伝染が起きている
心理学の用語で「情動伝染」という言葉があります。
他人の情動を自分のものとして感じること。
ミラーニューロンと呼ばれる、相手の体験をまるで自分が体験しているかのように感じる神経細胞が人には生まれつき備わっていますが、
我が子はその働きがものすごく強いのです。
(私がこのことを受け入れられたのは、子どもの不登校やメンタルダウンがあったからこそ)
ただ、その感じたものを
自分のものなのか?
他人のものなのか?
に分けることは、なかなか難しいことです。(特に親子間では)
ちなみに、学校が苦手な子どもたちは、この感受性を持っている子が多いと言われていますが、
感じてしまったものをどう処理すればいいのか?
そのスキルを身に着けるよりも先に、学校という集団に入ると、
自分の情動も他人の情動もグルグル混ぜになってしまい、カオス状態でじっと耐えなければならない。
そんなことが起こっているのです。
問題解決の盲点はココにある
何か問題が起こったとき、その原因を特定して対処することは一般的な問題解決法ではありますが、
実は、その原因というのは、見えないところにあるのです。
見えないところというのは、
その問題に直面している人の「心の中」のことです。
心の中にある「原因」に辿り着くためには、心で感じる【感性】を取り戻さなくてはならない。
だから、
私が主宰している親育ちコミュニティmomcomでは、「考えるより感じる」ということを意識しています。
頭で考えたり想像したり、というような努力をせず、ただ「感じる」のです。
私たち、「頭で考える」ことを教育されてきました。
「心で感じる」ことから離れてしまっていることが多いのです。
だけど、感性の高い子ども達は、「心で感じた」ことを表現しようとしています。
そんな子ども達と心通うコミュニケーションを取りたいと願うのならば、
「心で感じる」こと=【感性】を取り戻す必要がありますよね。
感性を取り戻すための「呼吸」
私は、不安障害(パニック障害)を患っていた6年前に、自律神経を整えたい一心で「呼吸」を学び始めましたが
その「呼吸」を最大限に活用することで
【感性】を取り戻すことにもつながっていきました。
そして、感性を取り戻していくと、これまで決して理解できなかった子どもたちとの対話も可能になっていったのです。
これまで私たちが教えこまれてきた、正論や理屈や論理。
もちろん、社会では必要となることも多いでしょう。
でも、家庭・親子間でもっと大事なことは、こうした正論や理屈や論理では説明できないところにあるのです。
親の感性が子どもへ影響を与える
私たち親がどのような「感性」を持っているかということが、子ども達がどのような感性で生きることになるかに直接影響を及ぼします。
私たち親が罪悪感を持って生きているか?
それとも、
自分の人生に満足できているのか?
誰も私のことなんて理解してくれないと感じているのか?
それとも
周りに大事にされていると感じられているのか?
それらすべてが子どもたちに大きな影響を与えます。
こう書くと、ある意味怖く感じる方もいらっしゃるかもしれません…。
でも、怖がらせたいのではなく、楽にスムーズに目の前の問題を解いていってほしいのです。
だから、あえてお伝えしますね。
子どもたちをどうにかしてあげようとする前に
自分の感性を研ぎ澄ませて、自分の本音を聴くことに意識を向ける方が
こんがらがった糸がほどけていくのが早いのです。
置き去りにしていた本音
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結局、息子が「罪悪感を感じる」と言ったあと、私は、呼吸法をやり直した。
息子をどうにかしてあげようとするのではなく、自分の声を聴く意識で。
そうやって再度やってみたら、ちゃんと私の罪悪感に辿り着いた…
今の自分への罪悪感。
6年前、何もできなかった(と思っていた)自分への罪悪感。
あぁ、こんなところに置き去りにしてたんだ…
普段の生活ではさらっと流してしまうこと。
気づきもしないこと。
そのくらい小さな小さな自分の声。
だけど、とても大切な声。
そして、自分しか拾いに行けない声。
その置き去りにしていた自分の本音を拾っていたら、悲しいわけでもないのに涙が出てきた。
しばらくして息子が部屋から出てきて
「腹痛が治ってきた。ご飯食べたい」
「これまでやった課題を提出していないことが気になる。でも、まあ自分で聞くなりなんとかするわ」
などと吹っ切れた表情を見せ、
その後、オンラインで友だちと元気に話し始めた。
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そして、翌日・・・
そして、その翌日。息子は登校を選びました。
(とっくに授業が終わっているのに、まだ学校から帰ってこない…(笑)
これは、私が今回だけではなく、何回も経験している、嘘のようなホントの話。
心の中の答えの探し方
あなたが問題視しているものの答えは、あなたの心の中にあります。
その答えを探るコツは、書き出しワークもいいけど、「呼吸」が一番手軽&深くまで探しに行けます。
私も日々試行錯誤しつつ、呼吸を通して自分の声を聴く方法を実践中です。
この方法はmomcomでも折を見て伝えたことはありますが、
オンラインよりもリアルで体感・習得してもらうのが一番効果的なんです。
だから、私が昨年「呼吸法を実践しまくるキャンペーン」を勝手に行った中で味わった、ベストの環境を再現し、呼吸法をリアルでお伝えする機会を作ります!
今回ももちろん私自身がより感性を磨くための大切な時間でもあります。
誰かに答えを問い続けたり、手あたり次第情報を集め続ける日々をそろそろ手放したい方、
自分の中から答えを引き出せる人生を選びたい方、
ご一緒しませんか?
お子さんのためだけではなく、
あなた自身がこれからの人生で迷ったとき、常に自分の中に答えを探しに行けるようになることで
誰かさんが言う幸せではなく
自分自身が幸せに感じられる人生を歩んでいけるのです。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
大切なあなたとご一緒できるのを楽しみにしています☆彡
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