「なぜこんなに生きづらい?」と感じるあなたへ
「はぁ、今日もなにもたいしたことできずに1日終わってしまった…」
6年前の私は、1日の終わりにこう感じる日々を送っていました。
でも、今振り返ってみると
「なにもできていない」どころか、
家事はもちろん育児も決して手を抜かず、
PTAの仕事やママ友とのつきあい、すべて完璧にこなしていて、
当時の自分はとてもよくがんばっていました。

なのに、なぜあんなに自分に厳しかったんだろう?
それは
「自分に厳しくすることでもっともっと成長していける!」
と信じていたからです。
それまでの仕事でも人間関係でもそうでした。
そのおかげで、どんどん成長できる自分を感じられていたのですが、
その一方で
「もっともっと…」と思うほど、苦しくなっていたんですね。
6年前は、「苦しい」ということに気づくことさえできない状態でした。
だから、子どもが不登校になって立ち止まらざるを得なくなったのは、必然だったんだと今なら思えます。
子どもに救われたんです。

子どもが小さく、家の中にいたときは良かったんです。
ところが、集団生活が始まると、まわりに合わせることが「社会性を育む」正解のように感じ、
私が大切だと思うことを大切にしきれず、自由な子育てができなくなっていました。
自分ではのびのびと子育てしているつもりでしたが、
「世間」「常識」からは外れない程度にバランスを保ちながらの子育てに
いつのまにか変化していってたのです。
こう書いていると「世間」「常識」が悪いのか?
という感覚にもなりますが、
実は、この私の生きづらさは「自分が子どもだったころの親子関係・家族関係」から始まっていました。
人は最初の「社会」をどこで学ぶのか?

幼少期の親子関係は、子どもにとっての最初の「社会の縮図」となります。
「社会とはこういうもの」「人間関係とはこういうもの」
という考え方が、信頼している存在から最初に刷り込まれていきます。
親が意識していようが、意識していまいが、この刷り込みはおこなわれます。
そして、問題となるのは、
大人になっても、この刷り込みから抜け出せない人が多いということ。
最初に知った社会のイメージは持ち続けたまま、そのイメージ以外の可能性を疑いもせず、人生を終えていく人も多いのです。
生きづらさの連鎖とは? 親が受け継いできた価値観の影響

「そんな刷り込み、ないです!」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
私も、そうでした。
「こうするのが普通じゃない?」
「こうしなければいけない」
という考え方・価値観はありませんか?
「これは、みんな同じ考え方のはず!」と思っていたのに、ふとしたきっかけで「え?この考え方は私だけ?」と感じた経験はありませんか?
私の場合は、「バスタオルは家族一人ひとりが自分専用のものを使う」のが当たり前だと思っていたのですが、夫は「バスタオルは家族で共用のものを使う」のが当たり前だったようで、結婚当初はお互いの違いにびっくりした覚えがあります。
どちらがいいとか悪いとかそういう話ではなく、違いがある、ということですよね。
バスタオル程度であればそれほど大きな問題にはならないのですが、それが大切な生き方に関わるものになると、「生きづらさ」につながってしまうのです。

情報過多の時代にあっては、ひと昔前の「当たり前」が短期間で変化していき、「生きづらさ」が増える一因になっています。
さらにややこしいのは、親の価値観を、自分の子どもにも無意識に引き継いでしまうことで、子どもたちが抱えるギャップが親以上に大きくなっていくことです。
子どもたちは、自分たちが生きていく時代と親から刷り込まれた価値観とのギャップに苦しむことになっていることです。
生きづらさを手放すために必要なこと
では、どうすればいいのか?ということをここから3つお話します。
①「自分の“当たり前”を疑う」

毎食後歯を磨いて、毎日お風呂に入って…
これは当たり前でしょ?
そう強く思っていましたが、そうではないのですよね…。
毎食後歯を磨いてない人もいるし、すべての人が毎日お風呂に入っているわけでもない。
(私は、「毎日お風呂に入れ」と言われて育ったけれど、年を取るにつれて親も毎日入るわけではないことに気づきました)
これは本当に「自分が感じていること」なのか?
それとも「そう教えられただけ」なのか?
こういう視点を持っておくだけで、気づけることがあります。
「普通は…」という言葉が出てきたら「私の思っている『普通』ってなんだろう?」と自問し、思い込みを発見することから始めてみましょう。
② 「親とは違う道を選んでいい」と知る

せっかく親が教えてくれた価値観だから、という理由だけがあるだけで、実際にはその価値観を持っていることがしんどいなら、それを変えてもいいんです。
親にとっては役立った価値観であっても、それが子どもも同じとは限らないからです。生きていく時代も違うし、パーソナリティも違います。
「親がこうだったから、自分もこうしなければ」は思い込みかもしれないということを頭の片隅に置いてみたら、これまで気づかなかった視点で物事が見えてきます。
たいていの場合、子育てにおいては、「親から育てられたように育てている」ものです。「これが嫌だ」と思って親を反面教師にしている部分があったとしても、です。
③「親子関係をアップデートする」

これは、次世代を生きる人すべてに言えることなのですが、 今の時代に合った人間関係の築き方を学ぶことが大切になってきます。
親子関係の在り方についても同じく、です。
昔の子育てを否定するわけでもなく、肯定するわけでもなく、
今、あなたとあなたのお子さんにとって必要な考え方・価値観を丁寧に見定めていく必要があるのです。
誰かがやっているから。
誰かがうまくいっているから。
という理由だけで安易に採用すると、信頼関係が崩れます。
答えは家庭外にはありません。
だから、答えを求めるのではなく、答えの探し方をまずは知りましょう。
そして、子どもにも、自分が幸せに生きていくための「新しい価値観」の選び方を伝えられたらいいですよね。
まとめ:自分や子どもの生きづらさを感じたら、まずは親から受け継いだ価値観を見直そう

あなたやあなたのお子さんが生きづらさを感じているとしたら、それは、幼少期の親子関係で刷り込まれた「考え方・価値観」に影響を受けている可能性が高いです。
その価値観は、無意識のうちに次の世代へと引き継がれていきます。
家族とは、最初に出会う社会。
小さいうちはそれでうまくいっていた価値観も、子どもの世界が広がるにつれ、不具合が起きてきます。精神的自立の道を選ぶならば、教え込まれた価値観を一旦取捨選択する必要があるのです。
なにか自分を縛っている価値観(当たり前)に気づいたときは、「この価値観は、今の私に必要なものかな?」というフラットな視点で選び直していけたらいいですよね。
「自分の当たり前」を常に見直し、親子関係をアップデートしていくことが、これからの時代をより生きやすくする大きな一歩となります。
🌿 「親の価値観を受け継ぐ」のではなく、「自分で選び取る」。
その意識を持つだけで、生きづらさは軽くなりますよ✨

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