子育ての「失敗」とは?

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「それ、絶対失敗するってば・・・」
と子どもの行動を止めたくなるとき、ありませんか?

子育てに成功や失敗があるとすれば、

大失敗は

子どもの失敗体験を奪うこと

だと今私は感じています。

私たちはどうしても

成功するか?
失敗するか?

という「結果」を意識してしまいますが、

失敗を避けるために
自分でも気づかないうちに

「やらない」

という選択をしがちです。
(私もそうでした…)

やってみるエネルギーがあるからこそ
失敗も、成功も、どっちでもないことも
やってみた結果を味わえるんですよね。

これは、知識を得るだけでは
味わえないもの。

自分が実際に体感してみてはじめて
味わえるもの。

「失敗した」ってことは、「やってみた」ってことです。

激突サイクリング

先日、家族旅行に行ったときのこと。

旅行先でサイクリングに行かないか提案したら、

まだまだ外出もままならない息子が「やってみる」と言いました。

長時間の移動直後で体力気力ともに心配もあり、
出発直前には「途中で倒れるかもしれない…」とボソッとつぶやいていました。

それなのに、

復路では調子に乗って、歩道代わりに道路に立っていたポールを利用して蛇行運転し、激突…。

後ろから見守っていた私は、彼が蛇行運転を始めたあたりから「ヤバイ…」って思ってました。

でも、復路を出発する前に自分の中で決めてたんです。

「たぶん帰りの方が気がゆるむから、子どもたちの行動も大胆になってくるはず。無事に帰らせたいと思えば思うほど心配だけど、よっぽどのことがなければ見守ろう」って。

プラスチック製のやわらかいポールだったので、大怪我するほどではなくてよかったのですが、まあ痛そうでした。

その後、娘も壁にぶつかりかけたりして、私は内心ヒヤヒヤしながら帰りました。
(夫も調子に乗り出したので、イライラもしました笑)

到着後、先頭を走っていた夫に、息子の激突までの事の顛末(調子に乗ってきたのか、蛇行運転を始めたこと)を伝えました。

「怪我がなくてよかった。それだけの挑戦ができたっていうのがすごいよなぁ。」

と言う夫の言葉にハッとしました。
「私はその視点で見守り続けたかったんだなぁ」と気づかされたからです。

そして、夫には何も伝えていませんでしたが、同じ視点で子どもの姿を捉えてくれていたことに対しても、とても嬉しかったです。

「やってみる」を選びますか?

やってみないとわからないこともあるからなぁ」

って昨日息子が言っていました。

もちろんサイクリングについてではなく、別件についてです。

こういうふうに思えるまでにエネルギーが溜まってきたことを感じました。

子どもの「やってみる」をサポートする

のが親の役割の1つだなと、最近つくづく思います。

だけど、私は子どもが小さいとき、「やってみる」を引き出すことを一生懸命やっていたなぁとふりかえって感じます。

あのとき、きっと息子はもうエネルギー切れでした。

だから、「やってみる」を引き出そうとすればするほど、息子は弱っていきました。

今は、もう「引き出す」はしなくていいのではないかと感じています。
年齢的なこともあるし、エネルギーが溜まってきたというのもあります。
「やってみたい」を自分で引き出すという経験でさえ、奪ってしまったらもったいないなと思っています。

それくらい「経験」って大切なもの。

とはいえ、今でも、子どもの意見を聞いたり、子どもの行動を見て、
「それ、絶対にいい結果にはつながらない・・・」
ってはがゆく思うときは多々あります。

でも、うまくいかないとしても、経験を奪うことはしたくないから
「黙る」「見守る」「安心は自分自身で作る」方を選びます。


実は、子どもが自分自身で見つけてくる「やってみる」は、たいてい親の価値観の外にはみ出してます。

だから親は「それじゃないものをやってほしい」という気持ちになります。

でも、そこで、親が自分のこれまでの価値観を破って外に出てみることを「やってみよう」と思えるかどうか?

これは「やってみる」か「やらない」か、選択できることです。
(エネルギーがあれば)

自分の価値観の外だけど、子どものことを理解したいから、これまで知らなかった世界のことも知ろうとしてみようと選択すること、それが「愛」なんだと思います。

学校苦手っ子の場合、それが「社会」「一般常識」「普通」から逸脱しているものが多く、親がハラハラしちゃいますよね。

あなたは、自分が選ばない道を歩んでみようとする子どもに対して、どう在りたいですか?

どう在りたいのか、在り方を決めておけば、おのずと今やるべきことが見えてきます。

親の価値観の中で、理想通りにふるまう子どもの姿を見ると、本当に安心できますよね。
でも、親に安心を与え続けるために子どもは生きているのではありません。

親は親自身で安心を生み出せる仕組みを作っていかねばなりません。

それが「親育ち」だと私は捉えています。

「安心」のススメ

安心って大事です。

「やってみる」ができるようになります。

やってみてどうだったかを体験できるようになります。

成功したのに満たされなかったり、失敗したのに次へのモチベーションが上がったり、これまで経験したことのない感情も味わうことができるようになります。

見通しがつかなくて先行きが予測不可能な時代だからこそ

「やってみる」ができること

は強みになります。

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