もうどうしたらいいのかわからないママへ

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春ですね。春は、卒業の時期でもあり、スタートの時期でもあります。

おめでたいといえばそうなのですが、
実は、周りと違う道を歩んでいる親子にとっては、周りから取り残された感覚が強化される時期でもあります。

インスタのDMやLINEなどで、揺れ動くお子さんに対して、「どう対応したらいいのかわからない」というママからのご相談が増えてきました。

今日ここに書くことは、私の経験にすぎず、すべての人達にあてはまることではないです。

が、「もうどうしたらいいのかわからない」という状態にあるママたちにとって、同じように「もうどうしたらいいのかわからない」と感じていた頃の私の考えを知っていただくことで、なんらかのヒントや安心材料になればと思い、書きます。

「子どもを何とかしてあげる」ことよりもはるかに大切な役目がママにはあることを知ってください。

6年前の絶望の日々

6年前、私の息子は生きているのも辛い状況にありました。

起きている間は腹痛、寝ている間は悪夢、何をしていても苦痛しか感じられない日々に、もはや希望を感じられない状態でした。

私は苦痛の中にいる彼を

「なんとかしてあげたい」とあれこれ試しました。

病院に連れて行って腹痛の薬をもらってきたり、

ツボの本を買って家でお灸をしたり、

寝るのを異常に怖がるので家族全員リビングで布団を敷いて寝たり、

ネットで情報を集めては手当たり次第に試したり…

今考えれば家族ぐるみでよくがんばったなぁって思います。

私自身、記憶も飛んでしまうくらい必死で、

何をしていても「心ここにあらず」でした。

私もほとんど睡眠を取れていなかったのではないかな…

が、そんなに限界までがんばっていても、

どれもたいしてうまくいかず、

息子の状態は良くなるどころか、

生きる希望をどんどん失っていくようでした。

周りは、私たちがそんなギリギリの状態にあるとはつゆ知らず、

私の親でさえも認識していなかったと思います。

本当に辛い状況にいると、

「今こんな状況なんだ」と伝えるエネルギーすら湧いてこないものなんですよね。

日々生活するだけでいっぱいいっぱいでした。

「病院の先生には治せない」

当時の私が感じていたことは、

「今感じている苦しみがいつ終わるのかわからないってものすごい恐怖なんだ」ということ。だって、終わるのかどうかすらわからないのですから。

それなのに、当時10歳だった息子は、

「これは病院の先生には治せない。自分でしか治せない」

って言い張るようになり、病院の受診をついにやめてしまいました。

私としては、

「これで私一人で彼をなんとかしてあげなきゃいけなくなった」

と心細い気持ちでいっぱいでしたが、

その頃には、子どもにほとんどエネルギーが残っていないことを痛感していたので、

自分の安心のために子どもを動かすという選択肢はもうありませんでした。

そのタイミングで私の覚悟が決まったのか、

それまではなんとか保とうとしていた生活リズムも、

「睡眠時間を確保するために時間帯に関係なく寝れるときに寝てくれたらいい」

と考え直しました。結果、息子は昼夜逆転することも増えていきました。

また、ゲームや動画などの時間を制限しようとがんばっていた時期もありましたが、

腹痛が出たときに、スマホを握りしめてゲーム実況の動画を見ることでなんとか痛みを回避しようとしている息子の姿を見て、

「腹痛のことを少しでも忘れられるなら、いいじゃないか」と時間制限を一切やめました。

だからといって、腹痛や悪夢の症状がなくなるかというと、そんなことはなく、

いつ襲ってくるかわからない腹痛と悪夢との闘いは、

半年では済まないくらい長く続きました。

「この方向性で本当に合ってるの?

やっぱりもうちょっと生活リズムもゲームも

親が制限してやらなきゃいけないんじゃないのか?」

という気持ちは毎日私の中に湧いてきて、そのたびに葛藤していました。

私、苦しかったなぁ。あの頃。

振り返れば、本当に苦しかったです。

どうしたら命を守れるのか?

一人の命を預かっていて、その命がもしかしたら消えるかもしれない。

そう思わせる言動行動が増えていく。

その命の灯をともそうと誰がどんな言葉をかけても届かない。

子どもが受け取らない。反応がなくなっていく。

もうこれ以上落ちていくのが嫌で、希望や期待を抱くのをやめるくらい、絶望でした。

「こんな絶望の今、何かが彼を支えているとしたら、なんだろう?」

と考えたときに、

それは「何十年後の夢」とか「母の愛」とかではありませんでした。

今日アップされる予定の「ゲーム実況動画」なわけです。

あるいは「何カ月か後に発売されるゲーム」なわけです。

このときほど、私がゲームや動画に感謝したことはありませんでした。

それらがあったおかげで、息子がとにかく生きることを選んでくれていたのですから。

誤解のないように書きますが、

「夢」とか「愛」とかが必要ないと言っているわけではありません。

それらは長期的にじっくりじんわりと効果があるものなのだと思います。

でも、苦しいのは「今」だから。

「今」を乗り切れる何かがあれば、その方が短期的には支えになるのです。

これに気づいたときに、私はあることを決めました。

それは

「息子が余命1年だと思ってこの1年を過ごす」

ということ。


短期的な支えを集めて集めて、繋いで繋いで、とにかく1年やってみようと。

帰宅した夫に、玄関の外でこの思いを伝えたことを今でも覚えています。

夫が把握していたかどうかは定かではありませんが、

当時の息子の言動行動から見て、私はそのくらい切羽詰まってきていると判断していました。

「生きて欲しい」もエゴだ…

息子が苦しむ姿を毎日見ていると、

「生きてほしい」と願う気持ちさえ、親のエゴだと感じていました。

当時の息子にとって、「生きる」=「苦しむ」ってことだったから。

「なんでこうなっちゃったんだろうなぁ」とぼ~っと考えながら

昔、小さい息子を公園で遊ばせていたときのことをふと思い出しました。

「自然のすがすがしさも、人の温かみも、おいしい食べ物も、この世界のすばらしいところをたくさん感じさせてあげたい」

って。

それを思い出した時に、決めました。

「1年後とか5年後とか10年後とか、将来のことを考えるのはいったんやめて、この1年で彼のやりたいこととか体験してみたいことがあれば全部やらせてやろう」って。

「目が悪くなるとか、健康によくないとか、

長く生きるために必要なことは、今は優先順位を下げよう。

今の命がなければ将来の命もないのだから」

そう切り替えました。

取り戻した感覚

すると、何が起こったか?

子どもが「欲しい」「食べたい」と言ったものをこころよく準備してあげられたし
(まず「欲しい」と表現してくるまでに相当な時間がかかりましたが…)、

なによりも、そうやって子どもの欲求を叶えてあげることへの喜びを取り戻すことができました。

(いつのまにか、子どもの欲求を叶えることに罪悪感のようなものを感じるようになっていたんですよね)

たとえばゲームソフト。

「欲しい」と言ったら「買う」ことは決めて、「いつどうやって買うのか?」という方向へ話を進めるようにしました。

これまでは、「どう説得したら買わずに我慢させることができるか?」を考えていたのに、です。

これをやってみて初めて、「自分の要求は受け入れてもらえない」という、いつのまにか息子の中にこびりついていた無力感の深さに衝撃を受けることになるのですが

「絶対にYESだから、言ってごらん」と促したりしながら、時間と労力をかけて、「無力感」を「有用感」に変えていきました。

「本来の自分が抑圧され続けてつぶれてしまったら、回復させるにはその期間の倍かかる

ってどこかで言われたことがあります。

息子は「小学校入ってから3年間、がんばったけど、つぶれた」って言いました。

(言葉にし始めたのはつい2年前ほどからです)

今年は、彼が「つぶれ」てから、6年目の春。

最近は、3~6時間、勉強し始めました(耐えきれない焦燥感と不安感を軽減するためであり、勉強自体はやっぱりやる意味がわからないし、やりたくはないと言っています)

でも、生活リズムはバラバラです。

ご飯はいっぱい食べますが、小学校低学年まで好き嫌いなく食べていた野菜はほぼ拒否します。

いろんなことが万々歳ではないかもしれないけど、それは、私たち大人も一緒。

むしろ何が嫌で何が幸せか、わかっているだけ、すごいなと感心します。

私の「安心感」の源は…

「ここからどうやって回復していくの?」と想像することができなかったあの絶望の日々。

あの時には想像できないようなことがたくさん起こりました。

その変化のほとんどは、「勉強し始めた」とか「外出し始めた」とか、そういうわかりやすい変化ではなくて、傍から見ていてもわからないレベルのことです。

でも、私はその変化を捉えることができるようになりました。

流さず気づけるようになりました。

いつだって、不安になっても、彼の成長を拾うことができる。

これが私の「安心感」の源です。

先日息子に質問してみました。

「あの苦しかったどん底の時、私に何をしてほしかった?

息子の答えは

不安にならないでほしかったただでさえ自分が不安なのに、母までも不安になったら、もっと不安になるやん」

でした。

ママたちよ、子どものことを心配して不安になっちゃうよね。

でも、子どもにとって、あなたの安心感がなによりも大事だとしたら?

さあどうしますか?

私は、お金と時間と人をすべて動員して、私の「安心感」を作る方法をかたっぱしから試しました。失敗もたくさんあったけれど、それでもあきらめるわけにはいきませんでした。

【ママの安心感は子どものセーフティネットになる】

そう信じてこれからも活動していきます。

息子よ

「生きる」を選んでくれてありがとう。


そして

義務教育の卒業、おめでとう。

TOKO
TOKO

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