奇跡の入学式②

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こちらの記事は、前回の記事「奇跡の入学式①」のつづきです。
「奇跡の入学式①」はこちら
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登校初日の前夜、まだ息子の部屋に灯りがついているのを横目に、私は寝ました。
「どうなるんだろうなぁ?」と他人事のように感じながら。

前回のプレ登校から2週間ほど経っていて、プレッシャーでなかなか寝れないのか、息子の生活リズムは昼夜逆転に戻っていました。

確実に元気が回復してきていることは感じつつも、いきなり毎朝登校するということは、これまでの様子からは到底想像しがたい状況でした。

翌朝、私が6時前に起きると、息子は寝ている様子でした。
何時に寝たのかは知らないけれど、どこかホッとしました。

これまで、朝、私が起きると、眠そうな顏で必死に起きている息子の姿を見て「これはもうすぐ寝てしまうパターンだ…今日の昼間の活動は望めないな。がっくり…」という経験を何度となくしていましたので(;’∀’)

ところが、準備の時間になってもアラームが鳴る様子はなく(前夜に「アラームかけた?」など確認していない状態)
起きてくる気配もないのです(「何時に起きて何時の電車に乗るのか?」すら打ち合わせていない状態…)

「これ以上寝ていると始業に間に合う最後の電車に乗り遅れてしまう」という時間になってはじめて、寝ている息子に声をかけました。

すると、予想以上にすぐに反応があり、しばらくして、のそのそと準備を始めようとしていました。

ホッと一安心でした。
でも、そこからがまた大変。ベルトやネクタイなど、これまでに着慣れていない制服を着るのに一苦労でした。

結局着替えるのに時間がかかってしまい、出発時間もおそくなり、あげくのはてに忘れ物を思い出すという始末…

それでも、息子が「もう行くのやめる」とはならなかったことに、大きな変化を感じました。
「あぁ、心も体も、行くって決めているんだな。」と覚悟を感じました。

うまくいかなくても、完璧じゃなくても・・・
それでも進む。

それが本当の強さなんだなとふと感じました。

結局、学校に着いたのは、ギリギリ。(ギリギリ間に合ったと私は判断したけど、後で聞くとギリギリ遅刻だったようです…)

でも、そこで息子の心が折れることはなく、

「遅刻の方が先生の対応が手厚かった」

と帰ってきてから言っていたことにも驚きました。

すべてがうまくいっているわけではない。

でも、いいこともある。

どっちもある。

そしてここから、私も息子も、それぞれの立場で、とっても面倒で大切な試行錯誤をしていく1週間となっていくのでした。

つづく

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