不登校の理由を知りたい

学校苦手っ子のママ目線
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 子供が不登校になった時、なぜなの?とにかく理由が知りたい!という思いが湧いてくることはありませんか?
理由を知りたくても話してくれない、そんなことを聞ける状態ではないこともあると思います。
そんな時、理由が分からないと、親としてどう対処したらいいのか分からないから不安になり、子供から理由を聞き出したくなる。そんなループに陥ってしまうことがあると思います。

 そこで、今日は、「学校に行かない理由が分からなくても、親ができる具体的な対処方法」について、お話していきたいと思います。

オリーブ
オリーブ

はじめまして!学校苦手っ子の親育ちコミュニティ”momcom”メンバーの「オリーブ」と申します。
私の経験もふまえながら、あなたにとって役立つ情報をお伝えしていきます。


この記事を読むと、子供にどんなサポートをしていけばいいのか、今の自分にできることは何かが分かります。

 結論をお話すると、

・不登校になった理由を探ることよりも、現時点で学校に行きたくないという子供の気持ちをまずは受け入れること。
・子供がエネルギーを充電できるように、家を安心安全の場所にしていくこと

が何より大切です。

不登校の理由を聞いてもわからない

 なぜそう思うのかという理由について、私の2つの経験をお話します。

 1つ目は、我が家の長女が学校に行かなくなった時、私は理由が分かれば解決の糸口が見つかるかもしれないと思い、あれこれ聞き出そうとしたことです。でも、その時の長女にいくら聞いても「分からない」としか言いませんでした。それでも自分の不安からなんとか理由を聞き出そうとしていたのですが、そうすることで逆に娘を追い詰めてしまっていたんです。
 長女が学校に行かなくなった頃の状況を私なりに考えてみると、原因となるようなことはいくつかありました。

まず、娘のクラスは荒れていて学級崩壊気味でした。「頑張ってもしょうがないから…」とかいつになくやる気がない発言をすることがありました。
さらに、小2の妹が数ヶ月前から不登校の状態でした。原因となるようなことを探せば、他にも思いつきますが、だからといってどれも決定打になるようなことではない気がしました。きっと理由は1つではなくて、いろんなことが重なって起こるんだと思います。

 そして、その理由を1つずつ潰してみても、それで学校に行けるようになるかというと、それはまた別なのではないかとも思います。

「何か原因があるから結果として行かなくなった」と大人は思いがちですが、たとえ嫌なことがあってもそれを乗り越えるだけのエネルギーがあれば乗り越えていけると思うのです。

 それが難しいということは、子どもの今の状態は【エネルギー不足】だということ。

 理由が分からないけど、今まで学校生活を楽しんでいた長女が学校を休み始めた時に、そのことが腑に落ちました。この時から、次女が学校を行き渋っていた時にはできなかった「行きたくない気持ちを受け入れる」ということをしていこうと心から思えました。

不登校の理由を聞き出すよりも大切なこと

 2つ目は、先ほど書いたように、長女のエネルギー不足を感じ、無理に何かをさせないようにしようと決めたことです。(そう決めたのは、次女には無理をさせてしまった経験があったからなのですが)

長女の場合、学校を休み始めた後、昼夜逆転して朝は起きない、夜は寝ない、外に出ない、友達とも会わない、習い事にもいけなくなる…と今までできていたいろんなことができなくなり、初めてのことで私自身の不安が大きく、どう関わっていけばいいのかすごく悩みました。子供を受け止められる自分になるには、私の場合、自分を整えるということが必要でした。カウンセリングを受けたり、同じ境遇のお母さんが集まるおはなし会に参加して自分の不安を自分で解消することを意識しました。

自分の不安を安心安全な場所で出せるようになってから、少しづつ子どもに対して、フラットに関われるようになってきた気がします。自分の状態がよくないと、いくら「こう関わるのが正解だ」と分かっていても、そんな風に関わることができませんでした。

 なので、子供が充電できるような家の雰囲気を作るためには、まず自分の安心感を増やしていくことは大切だなと思います。

まとめ

  • 子どもの不登校の理由は複合的で、簡単にはわからない。
  • 理由を探るより、子どもの今の気持ちを受け止めることが大切。
  • 理由を探るより、家庭を安心安全な場所に保つことが大切。
  • そのためには、ママ自身の安心感を増やしていくことも大切。

 「子どもの不登校の理由が分からない」ということは一般的によくある話のようです。

実際、我が家の長女は、学校に行き始めて、楽しかったりしんどくなったりと日々いろんなことがあるのですが、ふと振り返って「あの時何で学校に行きたくないと思ったんだろう?今でもよく分からない」と言ったことがあります。それだけ言語化することは難しいのだろうと思ったし、「行きたくないと思ったから立ち止まってみた」という風に考えてみると、不登校は大人が思うより意外とシンプルなのかもしれません。

 学校に行っていても行っていなくても、まずは子供の気持ちを受け止めることは大切だと思います。私はこれからもそんな関わりをしていきたいです。
 そのために今すぐにでも自分にできること、それは私自身の安心感を増やしていくことです。

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