「勉強するモチベーションがどうしてもわかない」
「人生に学校の勉強がなぜ必要なのかがわからない」
そう言い続けていた15歳の息子が、先日、進学を決めた高校へ、「入学前登校」しました。
そして3時間後、下校してきた息子は、驚くべき言葉を発します。
「勉強するモチベーションが上がった」
3時間で真逆のことを言うって、私も想像していませんでした。
何があったのか?
高校の先生が「高校生の間に、自学自習の習慣をつけることが大事な理由」を説明したようなんです。
それ、私も、何回も伝えてきましたけど…
自学自習の習慣をつける最後のチャンスがこの高校生活なんだと。
大学や専門学校、社会に出ると、自分で自分の学びを管理しなければいけない。誰もカリキュラムを組んではくれない。
だったら、それを想定して、高校生の間に、自分で計画を立てて自分で学んでいくトレーニングをするべきだと思う、というような話だったようです。
さらに、毎日の勉強時間を自分でアプリ上に記録していくようにとのことだったのですが、「勉強時間とは、机に向かっている時間だけでなく、その他勉強するために必要な時間も含めていい」とのこと。
たとえば、机に向かうための姿勢を維持するために筋トレをしたとしたら、それも勉強時間に含めていいし、勉強していてわからないところを検索して動画で見たならば、その動画を見ていた時間も含めていいとのこと。
「その考え方に納得した」と息子は言っていました。
私は、「なるほど~」と思うと同時に
「え?そういう話って、これまで私も事あるごとに伝えてきたような気がするけどなぁ」
と思いました。
・・・
わかりますか??
・・・
息子からすると、「何を言われるか?」ではなく、「誰から言われるか?」なんですね。
これは、息子に限らず、誰にでもあてはまることです。
人が変わるタイミングは…
たとえば、子どもの不登校について、
自分の親から「こうした方がいいんじゃない?」って言われても、「わかったようなこと言わないでよ!」って思ったりしますが、
同じことでも不登校の専門家(たくさんのケースを知っている人)から言われると「そうかもしれない」って思いますよね…。
人は変わる。
ただし、本人にとって適切なタイミングに適切な人から適切な刺激が入ったときに。
誰かの人生を誰も予見できないのと同じように、学校に行っていても行っていなくても、子どもの人生は誰にも予見できません。
答えがないのです。
でも、見通しがつかない・答えがないということに対して、不安は募ります。
その不安こそが子どもだけではなく親御さんをも追い詰めてしまうことが、不登校に付随する「問題」だと私は感じています。
だから、ママができることは、
子どもを変えようとすることではなくて、
ママ自身が必要以上に不安に駆られないこと、
ママ自身が安心材料をありったけ集めていくこと、
これを持続的にやっていくためには、ママ一人っきりでは難しいのです。
「どん底だったときに、
ママにやって欲しかったことは、
俺以上に不安にならないこと。」
って息子が言っていました。
ホッと安心感を補充する時間をぜひ意識的に取り入れていただくために、
不安になったときも気軽につながり、安心感を得ていただける場所を作りました。
必要な方に届きますように☆彡
コメント